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『第12回未来抽象芸術展』
~芸術家の挑戦~新しい芸術は、小さなチャレンジから生まれる

会期 7月9日(日)~20日(木)
時間 12:00~19:30(最終日17:00まで)

イベント: 7月9日(日)ライブペインティング・パーティ
      7月16日(日)アーティストトーク


会場
全労済ホール/スペース・ゼロ
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-12-10 全労済会館

出品作家: 飯田哲夫、石黒隆宗、井出志保子、上野謙介、ウチダミズホ、小河泰帆、片桐とみか、
金子真理絵、桐健二、鈴木智香子、TADASUKE、建部弥希、田辺修、坪内嘉緒里、日比野猛、藤下覚、Painter kuro、松林彩子、   宮川千明(インスタレーション)

巡回展

全労災ホール/スペース・ゼロに展示された作品の小品と更に新作の小品を加えて展示します。

パンセ ギャラリー(群馬県桐生市) 群馬県 桐生市群馬県桐生市本町3-3-1

2017年9月2日(土)〜7日(金)   9月2日(土)16:00~オープニングパーティ

Gallery G (名古屋) 名古屋市北区幢旛町3-11
★2/3(土)17:00〜パーティー〈入場無料〉
*アーティスト・トーク 

*アコースティック・ライブ Deux Couleursドゥー・クル〜ル(TADASUKE&布施新吾)
 

2018年2月2月3・4・10・11・17・18・24・25(土日) 注)土日のみの開催となります!

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『prism』
2017年制作 F100号(162×130cm)  綿キャンバスにアクリル絵具

 

『prism』 制作ステートメント

色彩を重ねて空間を構成することに留意した。
描いては消し描いては消ししながら、現れて来る色と色の重なり。その中でどのような空間が現れ消えてゆくのか。それを選び取るのは自分の意識だ。その意識をいかに拡張し超えてゆくのか。永遠の課題でもある。

この作品は5年前描いて6枚組で個展に出した作品のうち一枚の絵を下地にしている。
5年前はそこで完結していたのだが、今見るともっと描けると思え、絵の具をその上に薄く重ねたり下地で消したりしながらじっくりと描いた。
出来上がった画面は昨日加えた色と5年前に描いた色が混在し、過去と現在が同列に現れることによって時間はねじれ、消しては描くを繰り返したことによって空間はねじれる。その中で不定形に広がり動いてゆくような何かが画面に現れた。
色や空間だけではなく時間までも内包したこの作品は、5年前には描けなかったものであり、今現在だけでもできなかった。過去と現在の会合。時間の積み重ね。自分の成長や変化と共に作品も変化してゆくのだと改めて思った。

余談ではあるが、私は綿キャンバスに自作の下地を施して、絵の具を染み込ませながら描いているのだが、今回の未来抽象芸術展ではガラス面に設置されているため、裏面がみれる。おもて面の意図的に制作しているものと違い裏は全く意図していないもの偶然、無意識の産物である。
この裏面に何を感じるかは完全に鑑賞者に委ねられている。絵画的ととらえるか、ただのシミと思うかはあなた次第。その委ねる感覚も私にとってはアートなのだ。

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